iPhoneには、他のスマートフォンにない独自の機能が2つあります。Live Photos(動く写真)とシネマティックモード(iPhone 13以降)です。これらをプロフィールムービーに活用すると、通常のスライドショーとは一線を画す映像になります。
累計1万件以上の結婚式映像演出に関わってきたnonnofilmが、iPhoneならではの演出技術と、それを活かしたプロフィールムービーの作り方を解説します。
Live Photosをプロフィールムービーで活用する
Live Photosとは?
Live Photosは、シャッターを押す前後1.5秒を動画として記録するiPhoneの機能です。静止画に見えますが、タップ&ホールドすると動きが再生されます。
プロフィールムービーに取り込むと、この「動き」が動画クリップとして機能します。式場で「あ、あの写真が動いてる!」とゲストが驚くシーンになります。
CapCutでLive Photosを動画クリップとして使う方法
- CapCutで新規プロジェクトを作成
- 「メディアを追加」→「写真」で写真アプリを開く
- Live Photos(左上に「LIVE」と表示されている写真)を選択してタイムラインに追加
- 追加されたクリップは自動的に動画として取り込まれる(約3秒のクリップ)
- クリップを長押し→「ループ」や「バウンス」を設定すると繰り返し再生になって印象的な演出に
どのシーンに使うと効果的か
式場での映像演出を通じて気づいたことがあります。Live Photosが特に効果的なのは:
- 笑顔が動き出す瞬間:笑顔の写真が「アハハ」と笑い出す3秒のクリップは会場を和ませる
- 乾杯シーン:グラスが触れ合う瞬間が動画になっていると生動的
- 旅行・景色のシーン:海の波が動いている、葉っぱが揺れている写真は映像に奥行きが出る
シネマティックモードの動画をプロフィールムービーに使う
シネマティックモードとは?
iPhone 13以降に搭載された撮影モードで、映画のような背景ぼけ(ポートレート風)の動画が撮れます。後から焦点を当てる被写体を変えることもできます。
プロフィールムービーへの活用シーン
- オープニングクリップ:式の日の2人の姿をシネマティックモードで撮影したクリップをムービーの冒頭に使うと、映画の予告編のような入り方になる
- 思い出の場所での撮影:出会いの場所や2人でよく行く場所でシネマティックモードで撮影したクリップをムービーに差し込む
- ゆっくり歩くシーン:2人が並んで歩くシーンをシネマティックモードで撮ると、映画的な雰囲気が生まれる
シネマティックモードの動画をCapCutで編集する
- シネマティックモードで撮影した動画は写真アプリに保存されている
- CapCutのタイムラインにそのまま追加できる
- 動画クリップの速度を0.5倍(スロー)に設定すると映画感が増す
- BGMのドラマティックな部分に合わせてスローモーション部分を配置する
iPhoneのポートレートモード写真を活用する
シネマティックモードほどではありませんが、iPhoneのポートレートモードで撮影した写真は背景がぼけてプロっぽい見た目になります。プロフィールムービーに入れる2ショット写真はできるだけポートレートモードで撮影しておくことをおすすめします。
iPhone専用の演出:写真アプリの「メモリー」を活用する
iPhoneの写真アプリには「メモリー」という機能があります。写真アプリが自動で作ってくれるスライドショーで、BGM付きで写真を並べてくれます。
このメモリームービーをプロフィールムービーの「ラフ案」として使い、気に入ったBGMをiMovieに持ち込む方法が意外と使えます。また、メモリームービー自体をオープニングとして式場で使うカップルも実際にいます(クオリティは低いですが、完全自動で作れる手軽さが魅力)。
よくある質問
- Q. Live Photosをたくさん使いすぎるのはNGですか?
- 3〜5枚程度が適切です。多用しすぎると「動く写真ばかりの動画」になり、インパクトが薄れます。クライマックスや印象的なシーンに絞って使うのが効果的です。
- Q. シネマティックモードはiPhone 12では使えませんか?
- シネマティックモードはiPhone 13以降の機能です。iPhone 12以前のモデルでは使えません。ただしポートレートモード(写真)は広いモデルで使えます。
- Q. Live Photosをアプリに取り込んだのに動かないのですが?
- CapCutは通常Live Photosを動画クリップとして認識しますが、アプリのバージョンやiOSのバージョンによって取り込み方が異なる場合があります。写真アプリでLive Photosを開き、「編集」→「動画として書き出し」してからCapCutに取り込む方法も試してみてください。
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