DVDの中身ってどうなっているの?
結婚式のDVDを作るうえで、DVDの構造を完全に理解する必要はありません。でも、なぜMP4をそのままDVDにコピーしても再生できないのかを知っておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。
DVDの中にある「VIDEO_TS」フォルダ
市販の映画DVDでも、結婚式のムービーDVDでも、DVDプレーヤーで再生できるDVDには必ず「VIDEO_TS」(ビデオ・ティーエス)というフォルダが入っています。
DVDプレーヤーは、ディスクをセットするとまずこのフォルダを探します。見つかれば再生が始まり、見つからなければ「ディスクを認識できません」「対応していないディスクです」と表示されます。
VIDEO_TSフォルダの中身を覗いてみよう
VIDEO_TSフォルダの中には、いくつかのファイルが入っています。それぞれの役割を簡単に説明します。
IFOファイル(目次)
VIDEO_TS.IFOやVTS_01_0.IFOという名前のファイルです。DVDの「目次」のような役割を果たしていて、「どこから再生を始めるか」「チャプターの区切りはどこか」「音声の情報」などが記録されています。
BUPファイル(バックアップ)
IFOファイルとまったく同じ内容のバックアップです。DVDに傷がついてIFOファイルが読めなくなったとき、代わりにBUPファイルを読み込んで再生を続けるための安全装置です。
VOBファイル(映像本体)
VTS_01_1.VOBのような名前のファイルが、実際の映像と音声のデータです。MPEG-2形式の映像とAC3(ドルビーデジタル)形式の音声が、一つのファイルにまとめられています。
映画DVDでは、このVOBファイルが何個にも分割されていることがありますが、結婚式のムービー(5〜10分程度)なら1〜2個のVOBファイルで収まります。
MP4をそのままDVDに入れるとどうなる?
ここが重要なポイントです。MP4ファイルをDVD-Rにドラッグ&ドロップでコピーすると、DVDの中身はこうなります。
DVD-R/ └── wedding-movie.mp4 ← これだけ
DVDプレーヤーは「VIDEO_TS」フォルダを探しますが、見つかりません。結果、「再生できません」と表示されてしまいます。パソコンでは開けますが、DVDプレーヤーでは再生不可能です。
ISOファイルの中身は正しいDVD構造
NONNOFILMで作成されるISOイメージファイルには、以下のような正しいDVD-Video構造が含まれています。
DVD-R/
└── VIDEO_TS/
├── VIDEO_TS.IFO ← 目次
├── VIDEO_TS.BUP ← バックアップ
├── VTS_01_0.IFO ← タイトル情報
├── VTS_01_0.BUP ← バックアップ
└── VTS_01_1.VOB ← 映像+音声データ
このISOをDVD-Rに書き込むと、DVDプレーヤーが正しく認識して再生を開始します。メニュー画面なし・自動再生の設定になっているので、ディスクを入れるだけで映像が流れ始めます。